USBのノイズ Part 1
- 2020/03/08 14:18
- カテゴリー:USBのノイズ
最近、パソコンのUSBに接続して使う計測器が増えているので購入を検討しはじめる。
専用測定器を選定しないでUSB機器を選定する理由は、パソコン本体を含めても重量がとても軽いこと
これは、持ち運びが前提の計測器では非常に大切な選定要素で、フィールドに持っていくには軽いことが嬉しい。
電源もパソコンからの供給で済めば、フィールドで電源の心配もほとんどなくなる。
価格については諸性能の違いがあるので単純に比較はできないが、必要な性能範囲に収まればかなり安く済む。
いいこと尽くめと言いたいのだが、テスト運用ではあまりうまく測定できない。
なぜかノイズフロア(暗ノイズ)が多く、測定値がマスキングされてしまい測定値が正しいのか不明な現象が度々発生。
気になるノイズはかなり広帯域で下は700Hzぐらいから上は500MHz以上まで発生しているようだ。
しかも他に接続されたUSB機器(例えばマウス、キーボードなど)を操作するとノイズが発生し、ノイズレベルも変動している。
USB端子では通信用の信号と電源を接続するようになっている。
基本的にはUSB2.0規格では通信線2本、電源線2本で計4本がよりあわされてシールドチューブの中を通っているのが普通。
ノイズの原因は電源線? or 信号線?または両方の干渉?ということで調査してみることに。